薬剤師は求人探しから始めて1ヶ月で転職できるか

薬剤師2

早く転職して次の職場で働きたいという薬剤師にとって、転職活動にはどのくらいの期間が必要なのかは切実な問題でしょう。求人探しを始めてから1ヶ月あれば転職して新しい職場で仕事を始められるのかなと思う人もいるかもしれません。

1ヶ月での転職は薬剤師には可能なのでしょうか。現状として可能性があるのかを詳しく説明します。

「17時まで働ける薬剤師の求人の種類を確認してみよう」

転職するために必要な二つのプロセス

薬剤師に限らず転職をするためには二つのプロセスを経なければなりません。転職して新しい職場で働き始めるためには、求人を探して応募し、選考を受けて内定を得る必要があります。そして、入職手続きをしたら正式に勤務を開始できるようになります。

このような入職へ向けたプロセスを進めなければならないのは容易に想像できるでしょう。もう一つ必要になるプロセスは退職です。職場の上司に退職届を提出して受理してもらい、自分が担当していた業務の引き継ぎをした後、必要書類をもらって退職するというプロセスを経なければなりません。

この二つをきちんと1ヶ月以内にこなせるかどうかが重要になります。

入職へ向けたプロセスは厳しいか

入職へ向けたプロセスをきちんと1ヶ月でこなせるかどうかは手際の良さだけでなく、応募先によっても大きく左右されます。求人を探して応募するためには一般的に履歴書と職務経歴書が必要になりますが、スムーズに書ける人なら一日でできてしまうでしょう。

自信がない人でも他の人に添削してもらって修正をするのにも数日あれば対応できると考えられます。しかし、その後の選考については自分でコントロールすることはできません。一般的には書類選考が行われてから連絡があり、採用担当者と自分の都合が良い日をすり合わせて面接日時を決めます。

面接は一回で終わることもありますが、三回くらい必要になることも少なくありません。その都度日程を決めながら進めていくので時間がかかりがちです。最終面接を通過することができれば早ければ翌日から入職できます。

ただ、職場が自宅から遠い場合や社宅の利用を希望するには引越しをする必要が生じることもあるので注意しましょう。このようにして全体像を見てみると1ヶ月という期間で入職するのはかなり厳しいのが想像できるでしょう。

書類選考や面接選考の日程調整に一週間ずつかかったとすると面接が3回あったら4週間必要になってしまいます。しかし、面接が1回きりであれば2週間くらいで済ませられると考えられるでしょう。

薬剤師の転職先では調剤薬局やドラッグストアでは面接が1回で済むところがしばしばあります。2回必要であっても同じ日にできるように調整してくれる現場が多いので1ヶ月以内に入職を決められる可能性があるのは確かです。

ただ、落ちてしまったから他を受け直すということをしていると1ヶ月はすぐに過ぎてしまうので注意が必要です。

退職のプロセスは難しいか

退職のプロセスについては1ヶ月で余裕がある場合もあれば到底無理という場合もあります。退職では上司を説得することと、引き継ぎをすることが時間がかかってしまう点です。薬剤師が充足していない職場では辞めないで欲しいと強く言われてしまうこともよくあります。

特に活躍していた人なら上司の気持ちも強く、なかなか退職届を受理してくれないで困ってしまうリスクが高くなります。受け取ってもらえないと手続きは進まないので必死に交渉をしましょう。円満退職にするのが次の職場の環境を良くするのにつながる場合もあるので気を払わなければならないポイントです。

一方、引き継ぎについては内容が多いか、引き継ぎ手がいるかの二つが問題です。人材が不足していて引き継ぎ手がいない場合には新しい人材を採用するまで待って欲しいと言われることもあります。それでも他の人に依頼して任せられる場合には良いですが、薬剤師が現場に一人しかいないという場合には勤め先の業務に支障をきたすことから辞められない場合がほとんどです。

引き継ぎの内容が多いほど整理して伝えるのに時間がかかってしまうので、早めに内容をデータ化してまとめておくようにしましょう。このようにすれば引き継ぎ先さえ見つかれば退職は1ヶ月以内に終えられる可能性が高いでしょう。

二つのプロセスはほぼ並行で進める必要がある

このような二つのプロセスは一つずつ順番にやっていては遅れてしまうのは明らかでしょう。

2週間ずつでスムーズに進められる可能性もないわけではありませんが、あまりにもリスクが高いので並行して進めていくことが必要です。それによって二つ気を付けなければならない点が生じます。

どのような点に注意して転職活動や退職手続きを進める必要があるのでしょうか。

ハローワークは使用できない

まずハローワークは転職先探しによく用いられていますが、1ヶ月以内に転職しようと思ったらハローワークを使うのはかなり難しいでしょう。ハローワークは失業している人しか求人を探して紹介してもらうことができないサービスだからです。

すぐに退職して良いと言われたとしても必要な書類を準備してもらうのに二週間くらいはかかってしまうのが一般的です。残り二週間でハローワークに登録して求人を選び、応募をして採用してもらうのはかなり大変でしょう。

退職予定が決まらないと内定が出にくい

薬剤師に限らず転職のときに注意が必要なのが、内定が出るタイミングで入職日を決めなければならない場合がほとんどだということです。在職中でも求人サイトなどから応募することはできますが、まだ在職中だとわかるといつ退職できるかという話になりがちです。

そこでいつ退職する予定で、いつから入職して働き始めたいと思っているかを伝えられれば内定を受けられる可能性が高くなります。しかし、いつ退職できるかがわからない状況だと内定を出しても退職でトラブルがあっていつまでも入職してくれないリスクがあるでしょう。

それが理由で採用を見送られてしまうこともあるので、退職日は早い段階で確定できるように手続きを進めておくのが大切です。

手際良く進めて1ヶ月で転職しよう

1ヶ月という短期間で転職するためには薬剤師は入職のためのプロセスと退職のプロセスを並行して手際良く進めていくことが必要です。どちらが滞ってしまっても1ヶ月での転職は難しいので気を付けましょう。

特に面接回数が多いと困難になりがちなので、求人を見て面接が1日で終わるものを選んで応募するのが良い方法です。